■「作業療法」の実際
作業療法は治療目的に合わせて様々な手法を用いて行われ、どこの病院や施設でも同じことをするわけではありません。また、作業療法士と相談の上、ある程度自分のやりたいことを選択できる仕組みを取っているケースもあります。
1.機能的作業療法
生活に必要な体力、筋力などを改善し、立ったり座ったり歩いたり、物をつかんだり、といった基本的な機能の向上を図ります。また麻痺した機能を補助するための利き手交換の訓練などもこれにあたります。
<作業例>革細工で道具を握る訓練、専門運動器具を使った関節訓練、本をめくる、パソコンを打つなどの軽い動作による筋力訓練、箸を使った手の操作訓練など
2.日常生活動作訓練
食事や着替え、排泄などの基本生活動作が困難な場合にその指導を行います。
3.心理面支持作業療法、精神医学的作業療法
精神障害などからくる生活への不安や、対人関係への恐怖を和らげ、意欲の改善や自信を持たせることが目的です。
<作業例>木工、手芸、絵画、園芸などの趣味の分野や、ゲームなどの集団の遊び、レクレーション等を通して、リラックス効果と向上意識の芽生えを図ります。
※上記は一例で、個人の状態に合わせて、他にも様々な手法が用いられます。病院や機関に問い合わせてみてください。