作業療法のメリット・デメリットは、どんな面でしょうか、ご紹介いたします。

作業療法のメリット・デメリット

■「作業療法」の優れた点
作業療法は、一般の人が生活の中で行う行動を通して行われますから、「特別な治療をしている」という感覚がないままに、自然に様々な意識や機能が改善していくという点がメリットです。つまり療法の中で、精神面が占める割合がかなり高い手法だと言えると思います。効果としては
1.リラックス効果
2.気力や注意力などの回復
3.感情コントロール機能の獲得
4.集団や人の中でのコミュニケーション力をつける
5.生活技能や問題対処技能の獲得
6.時間感覚の獲得

■「作業療法」の課題
作業療法は、病気の原因を直接治療するものではありません。専門の治療用具があるわけではなく、一般の生活行動の中で行われるもので、その効果に対しては、専門的かつ客観的な評価基準があいまいな場合があります。このような中、受ける側やその家族が「本当にこれで何か改善しているのだろうか」という疑問を持ちながら治療を受けても、効果が上がらないという側面が指摘されています。この面は、作業療法が生まれて以来、その発展に大きな壁となって立ちはだかっています。ただ、脳を持ち、文化を持ち得た人間が、数値や科学だけでは完全に説明できない領域で成果を挙げた実例は、事実としてそこにあり、今後さらにそのメカニズムが解き明かされていくことになるだろうと思われます。

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